ただの「線」じゃない、賢いUSB-Cケーブルの秘密
USB-Cケーブルを買う際、「E-Marker内蔵」「100W対応」「5A対応」といった文言を見かけたことはありませんか?これらのキーワードの中心にあるのが、コネクタの根元に埋め込まれている極小のICチップ「E-Marker(Electronically Marked Cable)」です。
E-Markerは何をしているのか?
USB PD(Power Delivery)において、安全基準である3A(最大60W)を超える電力、つまり**5A(最大100W〜240W)**の電流を流す場合、充電器とデバイスは「このケーブルは発火せずに高電流に耐えられるか?」を通信して確認します。
そのとき、ケーブル自身が「自分は5Aに耐えられますよ!データ転送はUSB 3.2 Gen2ですよ!」と名乗りを上げるためのパスポートのような役割を果たすのが、E-Markerです。
E-Markerの有無による挙動の違い
- E-Markerなし(3Aケーブル):充電器が100W対応、PCが100W対応でも、ケーブルが名乗り出ないため安全装置が働き、最大60W(20V/3A)に制限されます。
- E-Markerあり(5Aケーブル):制限が解除され、100W(20V/5A)や最新のEPR対応なら240W(48V/5A)での超急速充電が行われます。
購入時のチェックポイント
ノートPC(MacBook Proなど)を最速で充電したい場合は、充電器だけでなくケーブルのパッケージに「100W対応」や「E-Marker搭載」と書かれていることを必ず確認してください。
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