Mac miniは前面に2つのUSB-Cポート、背面にThunderboltポートを3つ備えています。背面のThunderboltポートはM6がThunderbolt4、M5 ProがThunderbolt5で、速度と外部ディスプレイの組み合わせに違いがあります。前面・背面それぞれのポートの役割、外部ディスプレイの最大台数、同梱の電源コード、発表時の価格と発売日をまとめました。
- 前面USB-Cポート×2(最大10Gb/s)とヘッドフォンジャックはM6・M5 Pro共通
- 背面ポートはM6がThunderbolt4×3、M5 ProがThunderbolt5×3。どちらもHDMIとEthernetあり
- 外部ディスプレイはどちらも最大3台まで対応。構成台数によって使える解像度が変わる
前面ポート:USB-C×2とヘッドフォンジャック(M6・M5 Pro共通)
Mac miniの前面には、USB 3に対応するUSB-Cポートが2つと、3.5mmヘッドフォンジャックが1つあります。この前面のUSB-Cポート2つは最大10Gb/sでのデータ転送に対応しており、M6・M5 Proのどちらのモデルでも仕様は同じです。
手前にあるため、ケーブルの抜き差しが多いUSBメモリやカードリーダーなどを一時的につなぐ用途に向いています。より速い転送が必要な機器は、背面のThunderboltポート(M6は最大40Gb/s、M5 Proは最大120Gb/s)につなぐのが基本です。
背面ポート:M6はThunderbolt4×3、M5 ProはThunderbolt5×3
背面のポート構成はM6とM5 Proで共通する部分と異なる部分があります。共通しているのは、2.5Gb Ethernetポート(10Gb Ethernetに変更可能)とHDMIポートです。
異なるのはThunderboltポートです。M6の背面にはThunderbolt4(USB-C)ポートが3つあり、それぞれThunderbolt4(最大40Gb/s)、USB4(最大40Gb/s)、DisplayPortに対応します。M5 Proの背面にはThunderbolt5(USB-C)ポートが3つあり、それぞれThunderbolt5(最大120Gb/s)、USB4(最大40Gb/s)、DisplayPort、Genlockに対応します。
M5 ProのThunderbolt5では、複数のMac miniをクラスタ化して大規模なAIモデルをデバイス上で実行できます。また、USB-C経由でGenlockに新たに対応し、ディスプレイとカメラの間で同期できます。Wi-Fi 7とBluetooth 6にも対応しています。
外部ディスプレイは最大3台まで。構成台数で解像度が変わる
M6は、ThunderboltポートとHDMIポートの使用で最大3台の外部ディスプレイに対応します。3台つなぐ場合は、最大6Kネイティブ解像度・60Hzまたは4Kネイティブ解像度・165Hzのディスプレイ2台に加えて、Thunderbolt経由で最大5Kネイティブ解像度・60Hzのディスプレイ、またはHDMI経由で4Kネイティブ解像度・60Hzのディスプレイを1台接続できます。2台つなぐ場合は、最大8Kネイティブ解像度・60Hz、または5Kネイティブ解像度・120Hz、または4Kネイティブ解像度・240Hzのディスプレイ1台に加えて、Thunderbolt経由で最大5Kネイティブ解像度・60Hzのディスプレイ、またはHDMI経由で4Kネイティブ解像度・60Hzのディスプレイを1台接続できます。1つのThunderboltポート経由では最大2台の外部ディスプレイに対応し、Thunderbolt4(USB-C)ポートはネイティブDisplayPort 1.4速度に対応します。
M5 Proは、任意に組み合わせたThunderboltポートとHDMIポート経由で最大3台の外部ディスプレイに対応します。3台つなぐ場合は、最大6Kネイティブ解像度・60Hzまたは4Kネイティブ解像度・165Hzのディスプレイを3台接続できます。2台つなぐ場合は、最大8Kネイティブ解像度・60Hz、または5Kネイティブ解像度・120Hz、または4Kネイティブ解像度・240Hzのディスプレイ1台に加えて、最大5Kネイティブ解像度・120Hzまたは4Kネイティブ解像度・200Hzのディスプレイを1台接続できます。1つのThunderboltポート経由では最大3台の外部ディスプレイに対応し、Thunderbolt5(USB-C)ポートはネイティブDisplayPort 2.1速度に対応します。
電源は同梱の電源コード
Mac miniの電源電圧は100〜240V AC、最大消費電力(連続使用時)は155Wです。同梱物はMac mini本体と電源コード(1.8m)です。
発表日・発売日・価格(発表時)
M6とM5 Proを搭載した新しいMac miniは、2026年8月25日のプレスリリースで発表されました。8月25日から予約注文が始まり、9月22日から販売が始まりました。
発表時の価格は、M6搭載Mac miniが149,800円(税込)から(学生・教職員価格132,800円(税込)から)、M5 Pro搭載Mac miniが299,800円(税込)から(学生・教職員価格281,800円(税込)から)です。
| 項目 | M6 | M5 Pro |
|---|---|---|
| 前面USB-Cポート | ×2(最大10Gb/s) | ×2(最大10Gb/s) |
| ヘッドフォンジャック | 3.5mm | 3.5mm |
| 背面Ethernet | 2.5Gb(10Gbに変更可能) | 2.5Gb(10Gbに変更可能) |
| 背面HDMI | あり | あり |
| 背面Thunderboltポート数 | 3 | 3 |
| Thunderbolt速度 | Thunderbolt4:最大40Gb/s | Thunderbolt5:最大120Gb/s |
| USB4速度 | 最大40Gb/s | 最大40Gb/s |
| Genlock対応 | 仕様ページに記載なし | 対応 |
| 外部ディスプレイ最大台数 | 3台 | 3台 |
| 1ポートあたり最大接続台数 | 2台 | 3台 |
| ネイティブDisplayPort世代 | DisplayPort 1.4 | DisplayPort 2.1 |
| 発表時価格 | 149,800円(税込)から | 299,800円(税込)から |
まとめ:どのポートに何をつなぐか、M6とM5 Proの選び方
前面の2つのUSB-Cポートは、USBメモリやカードリーダーなど頻繁に抜き差しする周辺機器に向いています。背面のThunderboltポートは、外部ディスプレイやドッキングステーションなど据え置きの機器を常時つなぐ用途に向いており、M6・M5 Proのどちらでも最大3台の外部ディスプレイに対応します。
ポートの観点でM6とM5 Proのどちらを選ぶかは、Thunderbolt5が必要かどうかで判断できます。1つのThunderboltポートから最大3台の外部ディスプレイをつなぎたい場合や、Thunderbolt5のクラスタ化機能・USB-C経由のGenlockが必要な場合はM5 Proを選びます。前面のUSB-Cポートと背面のThunderbolt4×3で足りる用途であれば、M6でも同じ台数の外部ディスプレイに対応します。